2024.08.01

吹き抜けにシーリングファンを取り付ける際の理想的な長さとは?

吹き抜けにシーリングファンを取り付ける際は、その長さが重要です。
適切な長さを選択しないと、せっかくのシーリングファンが効果を発揮せず、せっかくの吹き抜け空間も台無しになってしまいます。
この記事では、吹き抜けにシーリングファンを取り付ける際の理想的な長さについて、失敗しないための選び方や設置方法までご紹介します。

□吹き抜けにシーリングファンを設置する際の長さとは

シーリングファンの効果を最大限に引き出すには、設置距離や位置に注意する必要があります。

1:壁までの距離

羽根の先端から壁までの距離は40cm~50cmが理想的です。
この距離が確保されていないと空気の流れが悪くなり、ファンの効果が低下してしまいます。
計測は実測でなくても構わないので、配線器具の真下から壁までの距離をメジャーで測ると良いでしょう。

2:小さめの吹き抜けでの設置

小さな吹き抜けにもシーリングファンを設置できます。
例えば、直径900mmのコンパクトなシーリングファンは、高い天井に適しており、風量が大きいため効果的です。
メーカー推奨の壁からの距離は40cm~50cmですが、設置実績によれば30cm程度でも十分な効果が確認されています。

専門会社に相談し、小さな吹き抜けにも最適なシーリングファンの提案を受けることも大切です。
設置場所の写真や図面を提供すると、具体的なアドバイスが得られます。

3:設置の例

天井高が5mの場合、大風量のシーリングファンに90cmのパイプを付けて設置するのが効果的です。
シーリングファンは、羽根上に空間があるほうがサーキュレーション効果を発揮します。
天井とファンの距離が近すぎると風量が減少するため、天井から適度な距離を保つことが重要です。

□吹き抜けに最適なシーリングファンの魅力

シーリングファンは吹き抜けに多くの利点をもたらします。

1:快適な温度を保つ

夏は涼しく冬は暖かくする効果があります。
シーリングファンは空気を攪拌し、室内の気温を一定に保つことで、エアコンの効率を高めます。
暖かい空気は部屋の上部に、冷たい空気は下部に滞留するため、吹き抜けのある部屋では気温差が生じやすくなります。

しかし、シーリングファンを使うことでこの気温差を解消し、エアコンの設定温度を省エネモードにできます。
その結果、電気代の節約にもつながり、また、エアコンを使わずにシーリングファンだけで涼を取れて、自然な風の流れが健康的です。

2:高いデザイン性

シーリングファンは見た目がおしゃれで、インテリアのアクセントになります。
日本の住宅にはない洗練された雰囲気を作り出し、リゾートホテルのような海外風のデザインを演出できます。
ホワイトの本体カラーを選べばシンプルで落ち着いた雰囲気を醸し出し、ブラック系のインテリアに合わせると部屋全体が引き締まり、クールな印象を与えます。

このように、シーリングファンは部屋のデザイン性を高める効果もあります。

3:除湿効果

シーリングファンは部屋の除湿効果も期待できます。
風を生み出すことで、室内干しの洗濯物が早く乾く効果があります。
特に梅雨時や雨の続く日には、洗濯物が乾かないという問題を解消します。
シーリングファンを回すことで、部屋を快適に保ちながら洗濯物も速やかに乾かせます。

□まとめ

吹き抜けにシーリングファンを取り付ける際は、適切な長さのシーリングファンを選ぶことが重要です。
シーリングファンの長さは、部屋の広さ、天井の高さ、インテリアとの調和などを考慮して決める必要があります。
適切な長さのシーリングファンを選べば、快適な空間を実現し、省エネ効果も期待できます。
さらに、シーリングファンはインテリアとしても魅力的なので、吹き抜け空間をおしゃれに演出できます。

適した長さのシーリングファンを設置し、皆様の理想に近づけましょう。

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