2023.07.28

吹き抜けのメリットとデメリットとは?デメリットを解消するために空調を工夫しよう!

快適な生活を実現するために求める条件は、開放感、陽の当たる部屋、おしゃれな家具など人によって異なります。
その中でも、開放感を求め、吹き抜けに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、吹き抜けにはどのようなメリットとデメリットがあるのか、またそのデメリットはどのようにして解消できるのかについてご紹介します。

□吹き抜けのメリット

1.開放感のある空間
吹き抜けは、広々とした空間を提供するため、建物内に開放感をもたらします。
天井の高さや光の入り方によって、より広々とした印象になります。

2.自然な採光ができる
例えば、天井のような高い位置までの吹き抜けの場合、側面の大きな窓や天窓から光が差し込んで、照明が無くても家の中が自然な温かい光で包まれます。

3.自然な換気ができる
吹き抜けは自然な風が流れる心地よい空間です。
空気は低い所から高い所へと流れる性質があり、窓を開けただけで1階の窓から2階の窓へと風が抜け、特に夏の換気に適しています。

□吹き抜けのデメリットと対処法

1.騒音の伝播
吹き抜けは、音の伝播を阻害する壁や天井がないため、音が上下階に伝わりやすくなります。
上の階での騒音が下の階に響くことがあるため、プライバシーに関する問題が発生することがあります。
この問題に対しては、音を吸収する素材やパネルを設置したり、寝室のような静かな環境が求められるスペースは、吹き抜けの下の階に配置したりするなどの対処が考えられます。

2.温度調整の難しさ
吹き抜けでは、温かい空気が上にたまり冷たい空気が下にたまるため、上の階は暑く下の階は冷える傾向があります。
この問題に対処するためには、次のような解決策があります。

・ゾーニング
吹き抜け部分と他の部分を別々に温度調整できるようにすることで、快適な環境を作ります。
例えば、吹き抜け部分には冷暖房の出力を制限したり、独立して温度制御したりすることが挙げられます。

・断熱対策
吹き抜けの天井や壁、床に断熱材を追加することで、熱の伝導を抑えます。
これによって、下の階への熱の流れを制限し、温度差を緩和します。

□まとめ

今回は、吹き抜けのメリットとデメリットをご紹介しました。
当社では、断熱対策として、高気密高断熱を基本とし、冬は熱を逃さず、寒さを室内に入れない構造を実現しています。
夏は、卓越風を考慮し、家全体に風が通るようにし、涼しい空間を作ります。
快適な生活を送るために、空調を工夫するのも1つの方法です。

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