2023.05.24

吹き抜けの危険をなくして安全に暮らそう!手すりの高さや階段の危険について紹介!

吹き抜けのある家に住みたいという方は多いです。
吹き抜けのある家は、開放感があり家を広く感じられるため、人気の間取りです。
しかし吹き抜けを設ける場合、危険性を最大限無くすことも大切です。

当記事ではまず、吹き抜けの手すりの高さや隙間について、安全にするための条件を確認していきます。
その後、階段の危険性についても確認していきます。

□吹き抜けの手すりは高さが必要?

吹き抜け階段の最適な高さは1.1mとされており、高さが必要です。
ただし一般に多いのは0.9~0.95mの高さのものです。
しかし、これでは腰の高さよりも低く、バランスを崩したときに落下してしまう恐れがあります。
そのため、最悪のケースを考えて、1.1m以上の高さにするのがおすすめです。

また、安全のためには、格子状の隙間を小さくすることも大切です。
特に小さいお子様がいる場合、より一層注意が必要です。
最適な感覚としては10cm以内で、これは小さなお子様の体が通らないくらいです。

高さは1.1m以上、隙間は10㎝以下を意識してください。

□階段の落下の危険対策について

*階段の勾配はできるだけ緩くしましょう

階段の勾配は、格段の高低差である「蹴上(けあげ)」と格段の縦の幅である「踏面(ふみづら)」で決定されます。
建築基準法による規定は以下の通りです。

・蹴上:23cm以下
・踏面:18cm以上

しかしこの寸法ギリギリにしてしまうと、かなりの急勾配になってしまいます。
階段の勾配は、最低でも45度=蹴上げ20cm、踏面20cmとしましょう。
可能な限り勾配を緩くすることで、安全な階段にできます。

*回り段の危険性は理解しておきましょう

回り段とは、90度または180度向きを変えるとき、30度や45度に分割した段板を設けた階段です。
円を描くように回転しつつ、昇降することになります。

問題なのは、この30度や45度の段板です。
ここは非常に足を踏み外しやすくなっており、危険です。
中でも折り返すところで段が6段あるものは、中心部では垂直落下してしまうおそれさえあります。

安全性を最優先したい場合、回り段は設けないほうが無難です。
また、どうしても設けるときは、中心部の壁の部分に必ず手すりを付けるようにしてください。

□まとめ

当記事では、吹き抜けの危険を無くすための方法を紹介しました。
手すりについては、高さを1.1m以上かつ隙間を10cm以下にするようにしてください。

また、階段については、以下の点に注意してください。

・勾配をできるだけ緩くする
・回り段はできるだけ設けない
・回り段を設けるときは、手すりも設ける

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