2023.03.28

南向きの吹き抜けは快適?暑い場合の対策についても紹介します!

吹き抜けのある住宅は立体的に広い空間が確保できるため、面積が同じ一般的な住宅より広々と過ごせます。
そのため、吹き抜けに住んでみたいと感じる人は多いはずです。

しかし、夏場は暑いのではないかと心配になる人もいるはずです。
さらに南向きとなればより不安です。
そこで今回は、南向きの吹き抜けのメリットとデメリット、また、デメリットを打ち消す工夫について紹介します。

 

□南向きの吹き抜けのメリットデメリットとは?

 

家を建てる際にかなり重要になるのが向きです。
住宅が南を向いていることで、採光がしやすいというメリットがあります。
また、吹き抜けも高い位置に窓を作れることで住宅の奥まで日光が届くので、採光しやすいというメリットを持っています。
そのため、この南向きという特徴と吹き抜けという構造が合わされば非常に採光のしやすい住宅となります。

 

そして、採光がしやすいということは日光が住宅内に入ってきやすいことを表しているため、室内の温度が上がりやすいという特徴も持っています。
そのため、冬場は南向きの吹き抜け住宅より暖かく感じられますが、夏場は暑いというデメリットもあります。

 

では、南向きはやめておいた方が良いのかというとそうでもありません。
南向きの住宅には、採光の面だけではなく他にもメリットがあるからです。

それは、窓が結露しにくいことです。
冬場の窓際によく見られる結露ですが、結露は室内の温度と外の気温の差によって生まれます。

そのため、日光が当たり暖かくなる南側の窓は、北側の窓よりも結露しにくいです。
また、結露しにくいことはカビの発生の抑制にもなるので、掃除が楽になります。

 

□南向きの吹き抜けは暑い?暑さ対策とは?

 

では、南向きの吹き抜け住宅のデメリットである夏場が暑いという点は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

 

1:シーリングファン

 

シーリングファンはゆったりとした風を生み出し、室内の空気を循環させて室内温度や湿度を一定にする役割があります。
そのため、冷房が効きにくいということも少なくなり暑いというデメリットは緩和されます。

 

2:遮熱カーテン

 

遮熱カーテンとは、熱を通しにくいカーテンです。
南の窓に遮熱カーテンを取り付けていると、暑いと感じた際にカーテンを閉めれば室内温度が上昇するのを防いでくれます。

 

カーテンを閉めている間は採光ができないというデメリットがありますが、レースカーテンにも遮熱性能が備えられているものもあります。
そのため、採光はしたいが室内温度は上げたくないという人には、遮熱レースカーテンがおすすめです。

 

□まとめ

 

南向きの吹き抜け住宅の夏場は暑いというデメリットがありますが、さまざまな対処法が存在します。
この対処法を実践することで南向きの吹き抜け住宅のメリットを楽しみつつ、デメリットを打ち消した快適な住宅になります。

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