2015.06.09

注文住宅の構造について考える時に参考になる記事

皆さん、こんにちは。

CAM設計の宮村陶太です。

 

マイホームは注文住宅で、と考えている人はどの住宅会社に依頼しようか選ばれていることだと思います。

住宅会社によっては採用している工法が違うので、今日はその部分について見ていきましょう。

 

在来軸組み工法(木造)

日本が生んだ独自の建築工法。

気候や風土に適しているため、最も採用されることの多い工法。

昔はあまり耐震性が期待できなかったが、近年では建築基準法で筋交いの取り付け箇所も増え、補強金物も使用するため、耐震性を保っていると言える。

 

メリット

● プランの自由度が高い

● 間取りや仕上げのバリエーションが豊富

● 比較的コストがかからない

 

デメリット

● 大工さんの腕に左右される傾向がある

● 構造計算や現場監理を行わない場合、強度に不安が残る

 

2×4工法(木造)

北米で生まれた工法。

家全体を柱で支えるのではなく、床と壁で支える考え方。

北米の90%が2×4工法の住宅であると言われている。

 

メリット

● 壁と床で支えるため、比較的強度を取ることが容易

● 比較的、高気密・高断熱施工がしやすい

 

デメリット

● 壁で強度を取るため、大開口を取りにくい

● 間取り変更が難しい

● 日本での実績が短い

 

SE工法(木造)

集成材とSE金物を利用して、圧倒的な強度を実現。

構造が強いので、大開口部や吹き抜けなど、設計面でも圧倒的に自由度が高い。

 

メリット

● 強度を保ちながら大開口が可能

● プランの自由度が高い

 

デメリット

● 在来工法よりコストが高い

 

性能とコストのバランスを考える

最強なのはSE工法ですが、コストは高め。

バランスが良いのが、木造軸組工法。

効率を追求するのが2×4と言えそうですね。

 

個人的には、コストとメンテナンス性、耐震性や自由度の総合力からして、やっぱり木造軸組工法がベストかなと思います。

 

今日はこのへんで。

 

皆様の家づくりが良いものでありますように。

touta

CAM設計:宮村陶太

 

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