2015.04.20

注文住宅の耐震性を計算する「壁量計算」とは?

皆さん、こんにちは。

CAM設計・宮村です。

 

 

最近、壁量計算書をお客様に提出する工務店が出て来ましたね。

壁量計算書を簡単に説明すると、地震や風に対抗する力を持った壁が建築基準法で規定された量以上にあるかどうか確認するための計算書類で、構造計算の一種です。

木造住宅の構造計算と考えていただいて結構です。

ちなみに、この壁量計算が建築基準法を満たすことで、「耐震等級1」が取得できるようになります。

その能力は、「震度7程度の地震で倒壊・崩壊しない程度、震度5強程度の地震で損傷しない程度」と言い換えることが出来ます。

つまりは、建築基準法を満たすだけであるていどの耐震力はついていることになりますね。

そんな壁量計算書ですが、なぜわざわざお客様に提出しているのでしょう?

 

 

4号特例という簡略化措置

 

 

新築一戸建てを建てる場合は、確認申請を行わないといけません。

確認申請とは、新築する建物が建築基準法に適合しているかどうかの審査と考えて良いです。

つまり、確認申請を通過した建物は、建築基準法に適合した建物であるとすることができます。

 

 

この中で壁量計算書は、建築士が設計をすれば計算書類を提出しなくても良い、計算済みで適合であると看做すという法律があります。(通称4号特例)

つまり、壁量計算を行わなくても確認申請は通過します。

ということは壁量計算をしなくても建築基準法に適合した家だと言えるということです。

恐ろしいですね。

 

 

壁量計算がされているかを確認するためには、住宅会社に壁量計算書の提出を求める方法しかありません。

それがきちんと計算されているかどうかは、建築士に見てもらうと良いでしょう。

家の耐震性が気になる人は是非一度確認してみてください。

 

 

皆様の家づくりが良いものでありますように。

touta

CAM設計:宮村陶太

 

 

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