3回連続で施工品質管理についての記事になります。
工事が上手な工務店が一目でわかるようになったらいいですよね?
下手な工務店より、上手な工務店で建ててもらいたいのは誰しもがそうだと思います。
でも、マイホームをお考えの方が住宅会社をお探しの場合、デザインや工法、価格や対応の良さなど、様々な要素でそこに頼むかどうかが決まると思います。
しかし、ほとんどの方が、そこが施工技術が高いかどうか、上手か下手かは判断できないまま契約をなさっていることでしょう。
施工は完璧にしてもらって当たり前、何かあった場合は責任を取ってもらえば良いという暗黙の了解でことは動いているような気がします。
現状は、技術力の高い職人さんと段取りの良い現場監督、そしてキチンと第三者的な目で品質を見極められる監視役がいなければ、これは到底達成できるものではありません。
何事もなく現場が終わったとしても、そこにはどのような問題が潜んでいるかは不明です。
後になって問題が表面化したとしても、正確に原因追求できるのは住宅会社で、自社に都合が悪い部分は隠して、経年劣化が原因と言われれば、それに従うしかなくなることもあるかもしれません。
この、お施主様と住宅会社の意識の差を埋めるためにも、第三者が施工を評価し、それをお施主様が見てわかるように表示することが消費者保護の観点からは非常に大事だと思うのです。
とかなんとか思っていると、こんなものを見つけました。
「工務店グランプリ」
「第3回工務店グランプリ」が開催、第1位は埼玉のオガワホーム(新建ハウジング)
工務店グランプリとは、第三者住宅検査機関であるホームリサーチの主催で行われる、施工技術が高い工務店を評価・採点し、グランプリを決定するものです。
評価対象は、(1)地盤・基礎(2)木工事(3)屋根工事(4)防水(5)断熱(6)内装下地(7)外装下地(8)現場管理・工程管理(9)総合評価の計9つの項目ごとに採点を行い、順位を決定します。
評価結果に対して、「星付き工務店」として認定され、正に工務店のミシュランガイドブックになるのです。
これで、一目で施工が上手な工務店かどうかがわかりますね。
しかし、まだまだ発展途上で認知度が低いこの工務店グランプリ。
気運が高まれば、どの住宅会社に頼むかの新たな指標にもなるし、施工品質の底上げにもなると思います。
是非、浸透していってもらいたいものですね。
それでは、今日はこの辺で。
ちゃお!