狭小地に目いっぱい建てた4戸建て共同住宅

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ご要望
一戸建ての貸家を解体してアパートを建てたい。資金についてはファイナンシャルプランナーから限度額を聞いているので、その予算内で。駐車場4台の4戸建て。長く住んでもられるようにしたい。
対応策
定尺で建てると駐車場の奥行が不足する(駐車した時に車の鼻先が道路境界線を越える)ので、駐車場優先でスペースを取り、規格寸法を調整して、居室への影響を限りなくゼロとしました。また、入居者のクレームとして多い音の問題を軽減させるため、階段には遮音シート+アンダーレイ(下地用クッション材)を、2階床には、遮音シート+強化石膏ボード12.5mmとクッションフロアの組み合わせで計画しました。駐車場の分で削られた水平面積は、2階を貼り出し、床面積を確保しています。

限りある土地の広さを最大限活用するために

熊本市中央区の住宅街の中に建つ共同住宅。駐車場(普通車)がギリギリ停めれるスペースが必要なので、駐車場を優先してスペースを確保し、足場のサイズをできる限り小さくし、建物をできるだけ奥に配置、設計も規格寸法を調整して、敷地にピッタリと最適化された共同住宅となりました。また、バック駐車時に車が外壁にぶつからないように、想定車の寸法を調査し、後輪が車止めにあたっても車体と外壁にクリアができるように車止めを配置しました。

駐車場