2024.07.18

吹き抜けは寒い?原因と暖房対策を解説します!

吹き抜けのある家は、開放感があり、リビングに光が差し込む明るい空間を実現できます。
しかし、その一方で、冬場の寒さ対策が課題となることも事実です。
今回は、吹き抜けが寒くなる原因と暖房対策について解説します。

 

□吹き抜けの寒さの原因とは

 

吹き抜けのある住宅では、暖房効率が悪くなりがちなのが大きな問題です。
この原因は、主に2つあります。

 

1: 暖房体積の増加

吹き抜けを設けることで、暖房で温める空間の体積は大幅に増えます。
同じ暖房器具を使用しても、吹き抜けのない部屋に比べて、温まるまでに時間がかかったり、室温が低くなったりする可能性があります。

 

2: 暖かい空気の上昇

空気は温まると上昇し、冷えると下降する性質があります。
吹き抜けのある家は、上下方向に空間が広いため、暖房で温められた空気は上昇しやすく、下階は冷え込みがちになります。

 

□吹き抜けの暖房対策について

 

吹き抜けの寒さを解消するには、適切な暖房対策が必要です。
ここでは、吹き抜けの寒さ対策として、効果的な方法をいくつかご紹介します。

 

1: 気密性・断熱性の向上

吹き抜けの寒さを防ぐには、まず、家の気密性と断熱性を高めることが重要です。
隙間風を防ぎ、外からの冷気を遮断することで、暖房効率を大幅に向上させられます。

 

2: 暖房器具の選定

適切な暖房器具を選ぶことも重要です。
吹き抜けのある家は、通常の部屋よりも暖房能力の高い暖房器具を選ぶ必要があります。
また、吹き抜けの構造に合わせて、暖房器具の設置場所や台数を検討する必要があります。

 

3: 暖房の効率を高める工夫

暖房効率を高める工夫として、シーリングファンやサーキュレーターの利用が挙げられます。
シーリングファンは、羽根を回転させることで、室内の空気を循環させ、温度ムラを解消します。
サーキュレーターは、温かい空気を部屋全体に効率よく循環させるのに役立ちます。

 

4: 床暖房の設置

床暖房は、足元から暖めるため、吹き抜けのある家でも快適に過ごせる暖房方法です。
床暖房を設置する場合は、床材や断熱材の選定など、設計事務所に相談することが重要です。

 

□まとめ

 

吹き抜けは、開放感や採光性に優れた空間を生み出しますが、冬場の寒さは大きな課題です。
しかし、適切な暖房対策を行うことで、吹き抜けのある家でも快適に過ごせます。
気密性・断熱性の向上、適切な暖房器具の選定、暖房効率を高める工夫などを組み合わせることで、暖房費を抑え、快適な住空間を実現できます。

 

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