2024.05.10

吹き抜けは寒いのか?寒さで後悔する理由と対策をご紹介!

住まいへの質感やデザインにこだわり、快適な生活環境を求める人々にとって、吹き抜けのある家はその開放感とデザイン性において非常に魅力的な選択肢となっています。

しかし、その美しさと開放性の裏で、冬場の寒さという大きな課題を抱えていることも珍しくありません。
特に、寒い地域においては、この問題がより顕著になりがちです。
今回は、そんな吹き抜けの寒さ問題をどのように解決していくかについて、具体的な対策を踏まえながら詳細にご紹介します。

□「吹き抜けは寒い」と後悔する理由と対策

吹き抜けの魅力は、その開放的な空間にあります。

しかし、冬場になるとその開放性が仇となり、家全体の温度を下げてしまうことがあります。
ここでは、吹き抜けによる寒さ問題の原因と、それに対する具体的な解決策を3つ紹介します。

*吹き抜けの存在により家全体が寒くなる問題

寒い季節において、吹き抜けのある家では、温かい空気が上昇してしまい、生活空間である1階部分が冷えがちになります。
この問題に対する対策として、まず断熱性能の向上が挙げられます。
壁や屋根に高性能の断熱材を使用することで、冬場の冷たい外気の侵入を防ぎ、温かい空気を室内に留められます。
具体的には、断熱材の種類を見直したり、断熱材の厚みを増やしたりすることによって、断熱性能を高められるでしょう。

*窓の性能を上げる

大きな窓からの景色は吹き抜けの魅力の1つですが、同時に冷気の侵入する入り口にもなり得ます。
特に、窓の断熱性能が低い場合、その影響は大きくなります。
対策としては、高い断熱性能を持つ窓への交換や、気密性の高い窓の使用により、冷気が侵入することを大幅に減らせるでしょう。
また、オール樹脂サッシのような高断熱の窓枠を選ぶことも、効果的な手段の1つです。

*熱交換換気システムの導入

新鮮な外気を取り込むことは重要ですが、そのまま室内に取り込むと室温が下がってしまいます。
熱交換換気システムを導入することで、外から取り込んだ空気を温められ、室内の温度を保ちながら換気できます。
このシステムは、外気と室内の空気を熱交換し、室内の暖かい空気を逃さずに新鮮な空気を室内に供給できるため、冬場でも効率的に換気を行えます。

□まとめ

今回は、その寒さ対策として断熱性能の向上、窓の性能を上げること、熱交換換気システムの導入を提案しました。
これらの対策を行うことで、吹き抜けのある家でも冬場を快適に過ごせます。
さらに、これらの対策は、暖房費の削減にも繋がり、経済的なメリットも期待できます。

吹き抜けのある家をお持ちの方、またはこれから吹き抜けのある家を建てる予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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