2023.10.14

吹き抜けは寒い?寒さを抑える家づくりのポイントを紹介!

吹き抜けに憧れている方も多い一方で、中には吹き抜けのリビングは寒いということを耳にして不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
家は長い時間を過ごす場所なので寒さ対策は必須とも言えます。
そこで今回は、吹き抜けリビングが寒い理由や寒さ対策について紹介します。

□吹き抜けリビングは寒い?

吹き抜けリビングが寒くなりやすい理由は主に2つあります。

1.空気の密度

空気は温度によって密度(体積当たりの重さ)が変化するという性質を持ちます。
温度が高いほど密度は小さく、温度が低いほど密度は大きくなり、密度の大きい空気ほど下にたまります。
つまり、冷たい空気ほど人間が動く高さに留まるため、吹き抜けリビングは寒いと感じるのです。

2.暖房が効きにくい

吹き抜けリビングは空間的に広く開放感がある一方で、その広さゆえに空調効率が悪くなってしまうため、寒いと感じやすいです。
広い部屋ほど暖房の効きが悪いのと同じように、縦に広いと部屋が暖まりにくいのです。

□吹き抜けの寒さ対策とは?

寒くなりやすい吹き抜けリビングですが、家づくりの段階であらかじめ予防できます。
主に次の2つのポイントを意識してみましょう。

1.家の断熱性、気密性を高める

吹き抜けリビングを寒くしないために最も重要なポイントが、家の断熱性と気密性を高めることです。
家づくりの際に、屋根や壁の中に高性能な断熱材を使用することで、外気に熱が移動しなくなるので冬の寒さが軽減されます。
また、気密性を高めて外の空気が入ってこないようにすることも非常に重要です。
特に窓は熱損失が大きい部分なので、断熱性や気密性が高いものを選ぶようにしましょう。

2.シーリングファンを設置する

冷たい空気は下にたまってしまうため、生活するスペースが寒くなるとご紹介しました。
つまり、対策としては、上にたまった暖かい空気を下に動かすように空気を循環させることが重要なのです。
空気を循環させるのに便利なのが、シーリングファンです。
シーリングファンは、ファンが一定のスピードで回り続けるため、暖かい空気が下向きに流れ続け、部屋の中の温度差が小さくなります。

□まとめ

吹き抜けリビングはその広さゆえに寒くなりやすいですが、家づくりの段階で対策できます。
特に、家の断熱性や気密性の向上、シーリングファンの設置が寒さ対策の有効な手段です。
寒さ対策を施すことでおしゃれなだけの家ではなく、快適な住空間が手に入れられるでしょう。

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