2023.07.18

吹き抜けを壁で囲む間取りは良い?注意点を解説!

「吹き抜け」と聞くと、1階から2階の一部が見えて開放感がある家を想像しますよね。

しかし、吹き抜けを壁で囲んで1階から2階が見えないような吹き抜けの家も存在します。
吹き抜けが壁に囲まれた家は吹き抜けの魅力をあまり享受できないかもしれません。
そこで今回は、壁で囲まれた吹き抜けがそのようなものなのかについて紹介します。
吹き抜けがある家に相撲をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

□吹き抜けのメリットとは?

吹き抜けのメリットについて知っておきましょう。

1:開放感と明るさ

吹き抜けは、広々とした空間を作り出し、建物内に開放感を与えます。
高い天井があるため、部屋全体が広く感じられ、圧迫感がなくなるでしょう。
また、上から自然光が差し込み、明るい室内環境を提供します。

2:自然換気

吹き抜けは、空気の流れを促進し、自然な換気を可能にします。
高い天井と床から天井までの開放的な空間があるため、空気が自由に循環しやすくなるのです。
これにより、室内の新鮮な空気を維持し、換気装置を使用する必要性を減らせます。

3:デザインと美観

吹き抜けの間取りは、建物のデザインや美観に一層の魅力を加えます。
高い天井や空間の奥行きが、建物内外から見たときに印象的であり、非日常感を与えるでしょう。
また、吹き抜けを利用して階段やブリッジを配置することで、建物内部の流れや動線もスムーズになります。

ただし、吹き抜けにはいくつかの考慮点もあります。
適切な断熱や遮音処理が必要であり、安全性やプライバシーの面でも慎重な計画が必要です。
また、冷暖房効率やエネルギー効率にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、これらの要素を考慮しながら、吹き抜けのメリットを最大限に活かす設計が求められます。

□吹き抜けを壁で囲むと?

「壁で囲まれた吹き抜け」は、天井の高さにはある程度の抜け間がありますが、上の階の部屋が壁に囲まれているため、開放感が制限されます。

開放感や明るさなどの「吹き抜け」の効果は、天井の開口部の広さによって決まります。
開口部が広ければ開放感や明るさが増し、狭ければそれらが制約されてしまうのです。
そのため、吹き抜け部分の奥行きと幅はしっかり考えなければなりません。

吹き抜けの奥行き(2階部分の居室の壁から吹き抜け部分の外壁までの距離)を広く取るほど、開放感が増して吹き抜け効果が得られます。

逆に、吹き抜けの奥行きが狭いと、窓からの光が居室側の壁で遮られてしまい、部屋の下まで届かなくなり、吹き抜け効果が減少するでしょう。

□まとめ

吹き抜けのメリットを十分に享受するには、しっかりと開放感がある間取りにする必要があります。
また、吹き抜けを壁で囲む間取りを採用する際には、開放感が多少亡くなってしまうことを覚悟しておきましょう。

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