2024.08.13

吹き抜け窓なしでも大丈夫?窓を作るメリットとポイントをご紹介

吹き抜けのある家を建てる際、窓の有無は大きな設計上のポイントになります。
今は窓をない設計にしようとしている皆様。
この記事では、吹き抜けに窓を作る魅力とその際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

□吹き抜けは窓なしにする?窓を作るメリットをご紹介します

吹き抜けに窓を作ると、太陽光がリビング全体に入るため明るく暖かくなり、家族の健康にも良い影響を与えます。
また、視覚的に開放感が増し、狭小住宅でも広さを感じられます。
さらに、デザイン性も高まり、おしゃれで贅沢な空間を演出できます。

1:太陽の光を取り込んだ明るいリビングが作れる

吹き抜けに窓を作ると、1階部分だけでなく2階部分の高い位置からも日差しが入り込むため、リビング全体が明るく開放的になります。
太陽の光は照明の光とは違って暖かく、日向ぼっこするのにも最適です。
日光浴は体内時計を整えるのにも良いとされており、家族の健康にも良い影響を与えるとされています。

2:高さと光の効果で開放的な空間が生まれる

吹き抜けの高さにプラスして、窓から差し込む自然光によって視覚的な相乗効果が得られるため、より開放的な空間が生まれます。
横空間が広くない場合でも、吹き抜けの高い位置にある窓から空が見えることで視界が広がり、心理的に狭さを感じさせません。
圧迫感のない開放的なリビングは、存分にリラックスできます。

3:デザイン性のあるおしゃれな空間が演出できる

吹き抜け窓を作ることで、デザイン性のあるおしゃれな空間を演出できます。
窓の形や大きさ、配置によって家の印象が変わるのも魅力です。
差し込む光や外の景色もデザインのひとつとなり、生活に彩りを与えてくれます。
贅沢でおしゃれな空間を演出するのに吹き抜け窓は最適です。

□吹き抜け窓なしにする際の注意点

吹き抜けに窓を設ける場合は、断熱対策、日射量や方向の考慮、景色を取り込む窓の配置、プライバシー保護、外観の統一感など、さまざまな点に注意が必要です。

1:暑さ寒さ対策に断熱性を高める

吹き抜けに窓を設けるなら、断熱対策をしっかりと行うことが重要です。
特に、日本の夏は高温多湿で、冬は寒さが厳しいので、断熱材のグレードを上げたり、性能の高い窓を使用したりする必要があります。

2:日射量・方向を考慮して快適な生活環境を作る

吹き抜けに差し込む日射量は、季節や時間帯によって大きく変わります。
そのため、日射量や日差しの方向を考慮して、快適な生活環境を作ることが大切です。
例えば、南側に窓を設ける場合は、夏は強い日差しが入り込みやすく、冬は暖かな日差しが入り込みやすいので、窓の大きさや位置を調整する必要があります。

3:窓の配置で景色を取り込み、開放感を高める

吹き抜けに窓を設ける際は、周辺環境や眺望を考慮して、窓の配置を決めると良いでしょう。
例えば、近くに公園や緑地がある場合は、窓から景色を取り込めるように設計すると、開放感あふれる空間になります。

4:プライバシー保護のためにすりガラスを使用する

吹き抜けの窓は、外から室内が見えやすいため、プライバシー保護の対策も必要です。
隣家との距離が近い場合は、すりガラスを使用することや、ブラインドやカーテンを取り付けることなど、工夫が必要です。

5:外観の統一感を保つ

吹き抜けの窓は、家の外観に大きな影響を与えます。
そのため、家のデザインと調和するような窓を選ぶことが大切です。
窓枠の色や素材、窓の形など、様々な要素を考慮して、外観の統一感を保ちましょう。

□まとめ

吹き抜けに窓を作るメリットは、明るく開放的な空間が作れること、デザイン性が高まることなどがあります。

しかし、断熱対策や日射量、プライバシー保護など、注意すべき点もいくつかあります。
吹き抜けの窓を作るかどうかは、これらのメリットとデメリットを比較検討し、自分のライフスタイルに合った設計をすることが大切です。

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