2024.08.05

吹き抜けに梁はいらない?実はあるとこんなにメリットがある!

おしゃれで機能的な家を建てたいと考えている皆様のなかには、吹き抜けを採用しようかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
開放感や採光効果が魅力的な吹き抜けですが、一方で「梁があると圧迫感が出てしまう」「掃除が大変そう」といった声も耳にするかもしれません。

しかし、吹き抜けに梁があることで得られるメリットは、見た目だけでなく住み心地の向上にも繋がるものばかり。
この記事では、吹き抜けに梁があることで得られるメリットと計画する際のポイントをご紹介します。

□梁はいらないと考えている皆様へ!吹き抜けに梁を付けるメリット

吹き抜けに梁を付けることで暖房効率アップや照明演出など、住み心地や見た目を向上させるさまざまなメリットがあります。

1:暖房効率アップ

吹き抜けのデメリットとしてよく挙げられるのが「冬場の寒さ」です。
暖かい空気は上昇するため、吹き抜けのある空間では、下階に冷気が溜まりやすくなってしまいます。
そこで有効なのが、梁にシーリングファンを取り付けることです。
シーリングファンは、空気を循環させることで部屋全体を暖め、冷暖房効率をアップさせる効果があります。

2:照明演出の幅が広がる。

梁は、照明器具を取り付けるのに最適な場所です。
ダウンライトやスポットライトなど、さまざまな照明器具を取り付けることで、吹き抜け空間を多彩に演出できます。
また、梁に照明器具を取り付けることで、配線が露出してしまうのを防げます。

3:構造的な安定性向上。

吹き抜けは、開放感があり魅力的ですが、構造的には壁や床がないため、安定性に欠ける部分があります。
梁は、柱と柱を繋ぎ、上からの荷重を支える重要な役割を担っています。
吹き抜けに梁を取り付けることで、構造的な安定性を高め、地震などの災害にも強い家を実現できます。

4:掃除がしやすい。

吹き抜けの天井掃除は、高所作業になりがちで大変です。
梁があることで、掃除機やモップをかける際に、梁を足場として利用できます。
梁に掃除用具を引っ掛けられるフックを取り付けるのもおすすめです。

5:インテリアのアクセントになる。

梁は、空間のアクセントになるだけでなく、インテリアとしても楽しめます。
梁の素材や色を工夫することで、個性的な空間を演出できます。
例えば、木製の梁は、温かみのある空間を演出するのに最適です。
また、梁にペンダントライトや観葉植物を吊るすのもおすすめです。

□吹き抜けの梁を計画するポイント

梁を取り入れる際の注意点や、掃除のしやすさ、照明器具との組み合わせ方など、失敗しないための具体的なポイントを紹介します。

1:掃除のしやすさを考慮する

吹き抜けの梁は、掃除のしやすさも考慮して計画することが重要です。
掃除のしやすい梁の形状としては、凹凸が少なく、表面がツルツルしているものがおすすめです。
また、梁の高さを調整することで、掃除機が届きやすくなるようにもできます。

2:照明器具との組み合わせを考える

吹き抜けの梁は、照明器具との組み合わせによって、空間の雰囲気が大きく変わります。
梁に合わせた照明器具を選ぶことで、より洗練された空間を演出できます。
例えば、梁にダウンライトを取り付ける場合は、梁の色や素材に合わせて、ダウンライトのサイズや形を検討しましょう。

3:内装との調和を意識する

梁は、空間のアクセントになるだけでなく、内装の一部としても重要な役割を担っています。
梁の色や素材は、床や壁の色、家具の色と調和するように選びましょう。
梁の色を内装の色と合わせることで、空間全体に統一感が生まれます。

□まとめ

吹き抜けに梁があることで、暖房効率アップや照明演出など、住み心地や見た目を向上させるさまざまなメリットがあります。
梁を取り入れる際は、掃除のしやすさ、照明器具との組み合わせ、内装との調和などを考慮して、計画を進めるようにしましょう。
吹き抜けに梁を取り入れることで、より快適で個性的な空間を実現できます。

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