2024.01.28

吹き抜け窓を設けると断熱性には影響がある?デメリットと対策をご紹介!

近年、住宅設計の新たな流れとして注目されているのが、吹き抜け窓を取り入れた空間です。
この記事では、吹き抜け窓が住宅にもたらすデザイン性や実用性について紹介します。
吹き抜け窓を取り入れたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

□吹き抜け窓を設けるメリットとは?

吹き抜け窓を設けると、以下のようなメリットがあります。

*開放感と空間の広がり

南向きの吹き抜けリビングに一歩踏み入れると、天井の高さが生み出す開放感に誰もが驚きます。
このような空間は、ただ広いだけでなく、プレミアムな印象を与えるので、見栄えを大事にしたいという方は、吹き抜け窓を取り入れるのがおすすめです。

*採光の向上

吹き抜け空間に設けられた大きな窓は、室内を明るく照らします。
特に、北面の土地でも、南側に吹き抜けを設けることで光が室内全体に行き渡ります。

*家族間のコミュニケーションの促進

1階と2階が一体化することで、家族間のコミュニケーションが活発になります。
この空間では、家族が自然と集まり、会話が生まれやすいです。

□断熱性が心配?吹き抜け窓のデメリットとその解決策

ここまで吹き抜け窓のデメリットについて見てきましたが、吹き抜け窓ならではのデメリットもあります。
吹き抜け窓を取り入れようとお考えの方も、決断する前に一度以下の内容を見ておきましょう。

1:温度調節の困難さ

南向きの吹き抜け空間は、特に夏場、窓からの日射熱が室内温度を上昇させがちです。
そのため、対策として、適切な軒の長さや遮光設備を利用することが重要です。

2:高い光熱費

吹き抜け窓の大きさと断熱性の問題から、冷暖房費が増える傾向にあります。
これを抑えるには、高気密高断熱設計の家にすることが効果的です。

3:メンテナンスの大変さ

吹き抜け窓の掃除は一般的に難しいです。
これは、吹き抜け窓は基本的に天井に近い位置にあり、人間の手が届きにくい場所であるためです。

しかし、キャットウォークの設置や電動昇降機を利用することなど、メンテナンスを容易にする工夫もあるので、実践してみてくださいね。

□まとめ

吹き抜け窓は、開放感や明るさ、家族間のコミュニケーションの向上などのメリットをもたらします。

一方で、温度調節やメンテナンスなどの課題も存在します。
これらの課題には、今回紹介した設計上の工夫や実用的な対策が有効です。
工夫や対策を施した上で、吹き抜け窓を取り入れ、快適な暮らしを実現しましょう。

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