2023.09.05

吹き抜けは地震に弱いって本当?耐震性を向上させる方法を紹介!

吹き抜けのある家に住むことを検討中の方の中には、吹き抜けの耐震性が心配の方も多いのではないでしょうか。
吹き抜けのある家は一般的な家に比べて地震に弱いこともありますが、対策すれば頑丈な家を作れます。
今回は吹き抜けの耐震性についてと耐震性を上げる方法を解説します。

□吹き抜けは地震に弱いって本当?

吹き抜けを採用することで魅力あふれる空間を作れますが、家の耐震性が低くなり、地震に弱い家になる可能性があるでしょう。
耐震性が低くなる理由は、吹き抜けを作ることで一般的な家に比べて家を支える柱が少なくなり、大きい窓を採用すると壁の面積が小さくなるからです。
柱や梁が露出するように設計することや屋根や床に強いものを採用することで、耐震性を高められるでしょう。
吹き抜けを作る際は耐震性を確認するようにしましょう。

□地震に強い家にするためのポイントとは?

1つ目は、吹き抜けの大きさを8畳までに抑えることです。
吹き抜けは魅力ある空間を作り出しますが、耐震性が低くなる要因にもなります。
吹き抜けを採用して地震に強い家にするために、吹き抜けの大きさを6〜8畳に設計し、少なくとも吹き抜けの二方向は剛床で囲むようにしましょう。

2つ目は、リビングの窓の大きさを1.5〜2.0間までにすることです。
大きな窓は吹き抜けと同じように開放感のある空間を作り出しますが、最大でも2.0間、可能なら1.5間に設計すると良いでしょう。
また、窓の両端には耐力壁を配置するように設計しましょう。

3つ目は、窓をコーナーに配置しないことです。
窓をコーナーに配置すると、通し柱と隣の柱を耐力壁で繋げないため、耐震性が大きく下がる原因となります。
耐震性を高めるためにも、窓をコーナーに設置しないようにするのがおすすめです。

4つ目はバランスよく耐力壁を配置することです。
上からの力は柱が負担しますが、横からの力は耐力壁によって耐えることになるため、柱の多さよりも耐力壁と繋がった柱の数が重要になります。
耐力壁の数だけに注意するのではなく、耐震性を高めるためにバランスよく配置するようにしましょう。

□まとめ

今回は、吹き抜けの地震に対する強さと地震に強い家を作るためのポイントを解説しました。
吹き抜けのある家の耐震性を高めるためにも、吹き抜けの大きさや窓の大きさに注意するようにしましょう。
吹き抜けのある家に住みたい方や家づくりを検討中の方は、当社までお気軽にお問い合わせください。

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