2023.03.12

吹き抜けと薪ストーブの相性は?暖房効率を下げない対策も紹介します!

吹き抜けのある家に住んでみたい人は多いはずです。
開放感があり、のびのびと暮らせる家には憧れを持ちますよね。
しかし、吹き抜けと聞けば広すぎる空間のせいで、冬は暖まりにくいという印象を持つ人も多いはずです。
そこで今回は、吹き抜けのある空間を薪ストーブで暖めてみるとどのようなメリットがあるのか、また、吹き抜けによって暖房効率が悪くなるのを防ぐ対策について紹介します。
 

□吹き抜けを薪ストーブで暖めるメリットとは?

 
皆さんがイメージしている通り、吹き抜けのある家は、一般的な家よりも暖房効率の面で劣ります。
なぜなら、暖める空間が大きいからです。
広い部屋よりも狭い部屋の方が暖まりやすいように、吹き抜けがあれば暖めるのに時間や電力を消費します。
 
しかし、吹き抜けの暖房効率の悪さには対策があります。
それは、薪ストーブの導入です。
薪ストーブには、部屋を暖めるためのメリットがあります。
ここでは、薪ストーブのメリットを2つ紹介します。
 
1つ目は、直接人を暖めてくれることです。
薪ストーブはエアコンと違って、空間を暖めるだけではなく、直接人も暖められます。
エアコンは空間が暖まるまでは寒いままですが、薪ストーブなら近くにいることですぐに体を暖められます。
 
2つ目は、部屋全体が暖まるまでのスピードが早いことです。
部屋が暖まる仕組みは対流が関係しています。
対流とは、暖かい空気が上昇し、冷たい空気が下降して循環する仕組みです。
 
薪ストーブで暖められた空気は上昇し、もともと上部にあった冷たい空気は下降してきます。
その空気は直接薪ストーブに暖められ再び上昇し、循環します。
エアコンと違って冷たい空気が直接薪ストーブに暖められるので、エアコンよりも素早く部屋全体を暖められます。
 

□吹き抜けの薪ストーブにおける暖房効率の対策例

 
薪ストーブを設置する際に、意識することで暖房効率を上げられます。
 
暖房効率の対策例として挙げられるのは、部屋の中心部から近い場所に薪ストーブを置くことです。
一般的な薪ストーブは風の出ない輻射式なので全ての方向に熱が放出されます。
そのため、壁に近い場所に薪ストーブを設置すると、壁際に熱がこもってしまい効率が悪くなってしまいます。
そのため、吹き抜けのある部屋の中央部分に薪ストーブを置くことで吹き抜けのデメリットを打ち消せます。
 

□まとめ

 
吹き抜けは広さを感じられたり風通しが良くなったりとさまざまなメリットがありますが、暖房効率の点ではデメリットもあります。
そのため、それを対策できる薪ストーブは吹き抜けとの相性が良いです。
広い空間を楽しみつつ、冬も寒くない家で快適な生活を手に入れましょう。

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