2022.12.24

吹き抜けで構造的なデメリットとは?耐震性を確認するポイントについて紹介します!

吹き抜けで構造的に弱くなることはあるのでしょうか。
1階と2階の区切りを取り除く間取りによって耐震が弱くなることがあります。
吹き抜けの家でも地震に強く、安心した場所に住みたいですよね。
そこで今回は、吹き抜けの構造的なデメリットと地震に強い家にするポイントについて紹介します。
 

□吹き抜けで構造的なデメリットについて

 
吹き抜けは1階と2階の区切りを取り除く間取りです。
床が無いことで構造的なデメリットがあります。
床は横方向に建物を支える力があるので、床がない吹き抜けは、横方向の力に弱くなりやすいと言えます。
 
そして、耐震性の弱い家は、地震が発生した時に横からの力が加わることで崩れる心配が生まれます。
吹き抜けがあることで周りの床面に大きな負担がかかるということです。
ただし、吹き抜けの家が全て耐震性が弱いとは限りません。
2階建てや3階建ての階段スペースも吹き抜けと同様ですので、地震に強い家にするポイントを押さえることが大切です。
 

□地震に強い家にするポイントについて

 
1つ目は、吹き抜けの大きさを制限することです。
リビングは、開放的な空間を演出できることが利点ですが、しっかりとした設計でない限り耐震が弱くなることがあります。
そのため、吹き抜けの大きさを6から8畳に制限することで耐震性を低下させないことが大切です。
 
2つ目は、窓の大きさを制限することです。
耐震性を考慮すると最大でも3.64メートルまでにしましょう。
より安全な大きさは、2.73メートル以下です。
最大の大きさを超える場合は、窓の中間に柱を加えることで耐震性を高められます。
 
3つ目は、耐力壁の配置のバランスについてです。
基本的に柱は、縦の重さに耐えて、耐力壁に横の力がかかります。。
そのため、吹き抜けの家は柱の多さよりもどれだけ耐力壁で繋がれた柱があるかで判断しましょう。
また、耐力壁が多ければ耐震性が高くなるのでなく、配置されるバランスが重要な役割を果たします。
 
4つ目は、平面的に整った家を選びましょう。
平面的に整った家は、バランスが良いと均等に揺れるので、地震による被害を抑えられるでしょう。
しかし、構造によって接合部に負荷がかかると亀裂や破損を受けるでしょう。
 

□まとめ

 
吹き抜けは、1階と2階の区切りを取り除いた間取りという構造的なデメリットを持ちます。
地震に強い家にするには、吹き抜けの大きさや窓の大きさ、耐力壁の配置などのポイントを押さえましょう。
当社は、お客様の理想を最適化した住宅をご提案しますのでお気軽にご相談ください。

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