2022.02.05

注文住宅に地下室を検討している方へ!建設費用やメリット・デメリットを紹介します!

地下室は、直射日光を避けられ、温度変化が小さいことから食料品の保存場所として活用できたり、防音効果の高い部屋として使用できたりします。
しかし、種類とその特徴やコスト面などについてよく分からないという方もいるでしょう。
今回は、地下室の種類と導入の際に必要な費用について紹介します。

□何が違う?地下室の種類とそれぞれの特徴を紹介します!

地下室といえば、ただ単に地表面よりも低い位置にある部屋だと認識されがちですが、実は大きく分けて2つの種類があります。

1つ目は、地下室全体が地表面よりも下にある「全地下タイプ」の地下室です。
このタイプは地下室を居住スペースとして利用しないときに採用できるもので、高い防音性や断熱性、気温の安定性が魅力です。
一方で、「自然光を取り入れにくい」、「通気性が悪い」などといったデメリットも存在します。

2つ目は、地下室全体の1/3以上が地表面よりも下にある「半地下タイプ」です。
このタイプの地下室を採用するメリットとしては、自然光を取り入れやすく通気性も良いことや、費用がかかりにくいことなどが挙げられます。
また、どのタイプの地下室にもドライエリアが設けられているものとそうでないものがあります。

建物の周囲を掘り下げた空間である「ドライエリア」は、居住スペースとして地下室を利用するときに設置されます。
ただ、設置に追加費用がかかったり、防音性が低くなったりする可能性があるなど、複数のデメリットがあることも覚えておきましょう。

□地下室導入に必要な費用はどのくらい?

一般的に、地上に作られる部屋と比較して、地下室にかかる費用はおよそ2倍だと言われています。
設置にかかる費用だけでなく、機能性を維持するための対策費用も必要です。

地下室を建設するには様々な調査が必要であり、構造計算やボーリング調査、鉄筋コンクリート構造の設計などにかかる費用を合計すると85万円~160万円ほどかかります。
また、安全に施工作業するためにつくられる「土留」の設置や地面を掘り下げたときに排出された土の処分には、150万円~400万円程度かかります。

地盤を安定化させたり、浸水や結露の対策を講じたり、地下室の機能性を高めるための様々な工事も必要です。
例えば、地盤調査の結果によってその必要性の有無が判断される「地盤改良」では100万円~300万円程の出費が必要です。
他にも、浸水対策では防水処理工事や排水管の設置などに合計600万円程度、結露対策として70万円程度かかることもあります。

□まとめ

今回は地下室の種類とその特徴、導入にあたって必要な費用について紹介しました。
理想の地下室を手に入れるためには、目的に合った地下室の種類や対費用効果について入念に比較検討することが重要です。
熊本にお住まいの方で地下室の導入に関して不安な点がある場合は、当社に気軽にお問い合わせください。

関連記事

記事一覧へ
トップへ戻る