2014.12.09

住宅を建てる際に忘れがちなこと

住宅を建てる際には、省エネ性能や断熱性能、耐震性能や安全面(シックハウス等)、間取りやデザイン、価格など、様々な検討要素があります。

しかし、皆さんが一つだけ忘れていることがあります。

それは、「水」の問題です。

熊本の水は水垢がつきやすいと言われていますが、これは塩素によるものと考えられています。

水に含まれる塩素の量と弊害は?

法律では、蛇口から出てくる水に0.1ppm以上の濃度を保つようにと規定されています。

問題なのが、この0.1ppm「以上」というところで、0.1ppm以下でなければ濃度が高くても適法だということになります。

塩素の害については、複数説がありますのでここでは言及しませんが、体に良くないことは確かなようです。

なので、皆さんは飲料水には特に気を使いますよね。

台所の蛇口に浄水器がついているのをよく見かけます。

しかし、洗面所やお風呂、トイレなどのお水はどうでしょうか。

「飲まないから大丈夫」ですよね?

飲まなくても吸収される塩素

実は、飲まなくても「経皮吸収」という形で吸収されるのです。

しかもかなり強力に吸収してしまうのが人間の肌です。

一番風呂に入った人が、お風呂にためた水の中の塩素を一瞬で全て吸収してしまうほどです。

また、ウォシュレットなどの水は、デリケートな部分に当たりますが、これがまた困ったことに、「粘膜吸収」は経皮吸収の43倍だそうです。

ウォシュレットで使用している水に含まれる塩素は、もの凄い勢いで体内に取り入れられていることになります。

飲まずとも塩素は体内に取り込まれていくのですね。

塩素だけじゃない!見たら驚く水道管の汚さorz

まずはこちらをご覧下さい。(15分ほどありますが絶対に見ておいて下さい)

 

 

もう、私が何も言わずともですねorz

掃除して対策を打つか、新築の際に対策を打つか

既に家が建ってお住まいの方は、一度水道管の掃除を業者に頼みましょう。

そして、全ての水を供給する元に浄水器を設置します。(元付浄水器といいます)

そうすることで、台所の水はもちろん、洗面所、お風呂、トイレなどの水は全て塩素が取り除かれたものを使用できるだけでなく、水道管の汚れを予防することができます。

これで、安心して水を使うことができるようになります。

新築の際に一度は「水」に対しての検討を!

私たちCAM設計では、お施主様によりよく暮らしていただけるために、幅広い知識を活かして、良質な建築物をご提供できるように日々勉強しています。

安心安全な家にするためには、耐震強度を高めたり、シックハウスを考えてなるべく化学薬品を使わないようにしたりします。

しかし、「水」に対してはあまり検討されません。

水は、私たち人間にとっては非常に重要な要素であることは言うまでもないでしょう。

もちろん、元付浄水器を付けることによってコストアップもします。

また、カートリッジやフィルター交換などのランニングコストも発生します。

しかし、一度事実を知ってから判断していただきたいと願います。

それでは今日はこの辺で。

ちゃお!

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