2014.12.02

収納不足か、断捨離か・・・。

今、住宅の大規模改修のご相談を受けています。

ご要望の断トツトップは、「収納を増やしたい」です。

しかし、収納が不足しているのか、断捨離をしないといけない物量なのか。

これってなかなか判断できませんよね。

そこで、今日は収納率について書こうと思います。

収納率とは?

収納率とは、床面積に対して収納の床面積の比率のことです。

比率が高ければ高いほど、収納が多いことになります。

一般の住宅では、収納率は6~7%程度。

10%を超えてくると、「収納が多い」と言えるでしょう。

あなたの家の収納率は?

自宅の延床面積がパッと言える人は稀でしょうw

そういう時は、住宅会社からもらった家の図面を戸棚の奥から引っ張り出しましょう。

え?

もらってない?

そんなことはありませんw

引渡しと一緒に図面を渡すのは義務ですからw

図面を引っ張り出したら、収納の面積を出して、合計してみましょう。

薄く枡がある場合は、それはモジュールです。

1枡が910mmだったり、955mmだったりしますが、それは寸法線を見て判断して下さい。

また、寸法線の数字は全てmm単位で表記されていることが通常ですので、m単位に換算することを忘れないようにしましょう。

1820mm = 1.82mです。

念のためw

収納の床面積の合計が出たら、

延床面積 ÷ 収納の床面積の合計

 で収納率を算出してください。

あなたの自宅は何%でしょうか。

収納不足か断捨離か・・・

さて、自宅の収納率が出たら、次の基準に照らし合わせてみましょう。

一般の収納率:6~7%

理想の収納率:12%

収納多すぎw:12%以上

10%以上の方で収納不足だと感じている方

断捨離を考えましょう。

一般的に物量が多すぎる傾向にあります。

「また使うかもしれない」ものは、極力捨てるように心がけましょう。

捨てなくても、現金化や人にあげるなど、それぞれで考えて下さい。

10%以下で収納不足だと感じている方

部屋のリフォームをはじめ、収納の工夫を行うことで、きちんと収納できます。

少し整理をすれば、済む程度ですので、時間を作って頑張りましょう。

結局のところ

物は捨てなければたまる一方です。

その時々で、物量がキャパオーバーしないように心がけましょう。

だって収納が少なくても、やっていけるのですから・・・。

僕だったら、収納はあまり設けずに、必要最低限の物量に抑えます。

その分家の広さ確保ができますし、また家の性能をあげることに予算を費やすこともできます。

今日はこれぐらいで!

ちゃお!

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