2015.03.28

プラン作成概論【CAM設計のプラン術】

皆さん、こんにちわ。

CAM設計・営業の宮村です。

 

 

 

花見のシーズンですね。

現在熊本城は7分咲きぐらいでしょうか。

この前見た感じだとそれくらいまでいってそうな気がします。

僕は倫理法人会のイベントで4月5日に予定しておりますが、きっと桜無いな・・・(笑)

 

 

さて、今日は「プラン作成概論」と銘打っております。

僕が入社して1年と4ヶ月程度。

社長や常務が作成してきたプランの根拠を見て、聞いてきたことを僕なりに整理してみたいと思います。

 

 

自社ながら凄い良く考えられていると思った

 

 

CAM設計では考えに考え抜かれた設計プランも魅力の一つです。

と言うか、今まで作られてきたプランが時間をかけて、様々な要素を検討し、いくつもの修正を加えている現場を見ているので、そう言い切ることができるのかもしれません。

様々な要素とありますが、具体的には、採光・通風・動線・プライバシー・開放性などで、それを土地の形状や周辺環境に最適化したものと言うことができます。

 

 

まずは土地の形状と周辺環境を読み取る

 

 

プランの最初はロケーションを知ることから始まります。

土地無くしてプランはありません。

南側に建物があるとすれば、影を打つ場所を考えながら、一番環境が良いところに置かなければいけないリビング(一般的には)の位置が変わります。

これは周辺環境の要因です。

土地に接している道が西側であれば、西側に駐車場と玄関を持ってこないといけません。

接している道路の幅によって、駐車する方法を検討し、一番駐車しやすい駐車場の配置や広さを考えます。

駐車は毎日行いますので、ここを考えられていないと、いつかぶつけてしまいますよ。

これは接道を理解することにより企画することができます

 

 

このように、土地の形状や周辺環境によって、ある程度家の全体像というのは浮かび上がっていくのです。

 

 

必要な部屋数を配置してみる。

 

 

一般的に必要なお部屋というのはこんなもんでしょうか。

玄関、玄関ホール、廊下、リビング、ダイニング、キッチン、主寝室、子ども部屋、トイレ、洗面脱衣室、お風呂、和室、そして各部屋の収納。

各部屋をどう使うかというのが配置の基本にはなりますが、さっきの土地のところでも書いたように、基本的にはLDKを一番環境の良いところに持っていきたいですね。(暗いところが好きな建築主もいますよ)

和室を客間として使用するのであれば、玄関近くに。

子どもとコミュニケーションを取れるようにしたいのであれば、LDKを通過してからでないといけないところに子ども部屋を配置してしまう。(LDKの奥に階段があるとか)

洗面脱衣室に洗濯機を置くのが定石ですが、洗面脱衣室からすぐに外に洗濯物が干せて、且つ洗濯物が外部から見られないのは一番いいですよね。(そうするにはどうしたらよいか)

カーテンは閉めた方が落ち着く?それともなるべくなら開けて生活がしたい?

建築主の価値観と部屋の用途、限られた敷地と限られた面積の中での制約をうけながらも、なるべく使いやすい動線など、臨機応変に各部屋を配置していきます

 

 

問題解決方法を探る。

 

 

敷地や面積も限られた制約の一つですが、費用も限られた制約の一つです。

限られた費用の中で、建築主が望むものをどう最大限表現できるかが、建築士の腕の見せ所であり、他社とは違う点です。

費用に一番影響してくるところはやっぱり「面積」です。

「面積」が増えれば、工事金額も材料費もかさみます。

「なるべく広い方が良い」と思う建築主は多数いらっしゃいますが、「何故広い方が良いか?」という問いに対しては「なんとなく」という回答がほとんどを占めます。

広い方が収納が・・・、狭く閉塞感のある暮らしはちょっと・・・。

など、広さを求める価値観には、明確でないにしろ、それなりの考え方は皆さん持っていますが、そこに多大なる費用を投入する明確な理由はなかなか出てこない。

 

 

ここで一つ判断するための例を提示します。

LDKで広くゆったりと生活したい場合は、次の2つの方法があります。

 

 

1.窓を大きく取り、天井を吹き抜けにする

これは、実際の面積はそれほど大きくないにしろ、縦の空間と、大窓による外部を取り込む空間を作り出し、視覚的に「狭い」と感じない空間を作ることができます。

これのメリットは、「費用対効果」で、「広さ」を感じるために投入した費用は少なくても、「広く感じさせる」ことによって、閉塞感の解消と費用の2つの問題点を解決しています。

デメリットは、大窓にしたことによる熱損失と、縦に空間を大きくとったことによる、冷暖房の効きの悪さですが、面積は小さめなので、多少緩和されることになります。(この場合は必ずサキュレーターをつけましょう)

 

 

2.実際にLDKの面積広くとる

LDKの面積部分を多く取り、「実際の広さ」を確保します。

窓も標準的な窓、天井も特別高く設定せずとも、実際の広さを確保してあるので、閉塞感を感じることはありません。

天井と床の温度差も1に比べると小さくなりますが、一番費用がかかる要素である「広さ」に費用を投入していることもあり、お金がかかる方法となります。

 

 

このように、一つの目的を達成しようとするときに複数のアプローチが考えられます

そして、それにはメリットとデメリットが共存します

一番大事なのは、「どの方法で問題を解決するのか」と、「選択した方法のメリットとデメリット」を理解しておくことが大事です。

 

 

理想のプランから更に研ぎ澄ましていく

 

 

まず必要な居室の数から面積、用途まで幅広く聞き、理想のプランを作成します。

経験上、この時点で予算の1.5倍となります。

そこから、用途・目的・価値観をアジャストしていき、不要な部分を削ったり、優先事項を決めたりしてプランを研ぎ澄ましていきます。

研ぎ澄まされたプランは、無駄な部分はなく、建築主が叶えたい希望の順に整理された、とても合理的で納得のいくプランになります

 

 

いかがだったでしょうか。

主役はあくまで「建築主」であり、「住宅会社」ではありません。

プロはプロとして、オススメするプランに理由はありますが、実際に住むのは建築主です。

提案はしますが、それが全てではありません。

さっき書いたように必ずメリットとデメリットが共存することになります。

あまり他人事・他人任せにならずに、建築主が真剣に家づくりに向き合うことが、後悔しない家づくりをするための重要なポイントです。

 

 

今日はこのへんで。

 

 

皆様の家づくりが良いものでありますように。

touta

CAM設計:宮村陶太

 

 

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